「読者と党員の両方を短期間で増やす努力」が与える現場のプレッシャー

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山下氏の「緊急の訴え」

29日付で日刊紙に載った山下氏の訴えは、ここ数十年来の、あいも変わらずな無内容なものだった(1月の結果は4000部ほどの減紙)。

山下氏は、月末までの赤旗読者の拡大と、1月から2月にかけて党員の拡大を訴えているが、これらをどうやって同時に追求するのか。赤旗では「読者拡大に、ちゅうちょなく、思い切って集中し」としながら、党員拡大も「手だてを同時並行ですすめる」と書かれている。

現場にとって、読者と党員の両方を短期間で増やすのがどれほど大変なことか、山下氏は分かっているのか。それでなくても、拡大行動の中心となる地方議員や専従活動家は、議会対策や日常の生活相談に追われているのに、山下氏は「今日から5日間、日々、どの支部の誰と行動し、誰にあたるのか、行動計画を決め、やりぬきましょう」と訴えている。文字通りにとれば、あらゆる党活動に優先して、それこそ寝ている時間以外はすべて拡大行動にあてろ、ということだろう。

このような訴えが、現場にどれほどのプレッシャーを与えているか、山下氏には真剣に考えてほしい。上級からの絶え間ない指導、拡大にあたりきって繋がりがなくなり増やす手立てがない、さらに生活相談の書類の山…。真面目な党員ほど疲弊しきってしまう。こころに変調をきたす地方議員が続出するのも当たり前だろう。異常な性犯罪にはしったり、最悪はみずからの命に関わる事態も考えられる。

真面目な活動家ほど身体を壊して党に愛想をつかし離れいく。適当にやり過ごし、月末に辻褄合わせをするヒラメ党員は生き残っていく。この訴えの直前に地方議員たちの決意表明が日刊紙に載ったが、どれも総花的で、とても真剣にやろうとは思えない文面だった。彼ら彼女らは生き残っていく部類の党員なのだろう。

山下氏は、日々、党の衰退を助長している。そのことをぜひ自覚してほしい。

いかるが明日香

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